３つの関連イベント

『ひとの居場所をつくる』の出版を機会に、大阪と福岡で３つの場、レクチャー／トークイベント／フォーラムをひらきます。
【大阪】
　11/8（金）14:30〜
　「日常の空間にこそ、社会性と地域性を！」
　11/8（金）19:30〜
　『ひとの居場所をつくる』刊行記念トークショー
【福岡】
　11/17（日）12:00〜18:50
　フォーラム「ここはどこなんだろう？会議」
それぞれ熱心に準備しています。
近くの方も、遠くからも、ぜひお越しください。
　
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
「日常の空間にこそ、社会性と地域性を」
　田瀬理夫さんのランドスケープデザインを
　西村佳哲さんと学ぶ
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
NPO RIPS・パブリックスタイルレクチャー
日時　：11/8（金）14:30〜17:00
場所　：enoco／江之子島文化芸術創造センター（大阪）
参加費：一般1,500円　学生500円
講師：田瀬理夫、ファシリテーター：西村佳哲
主催担当：武田重昭
　NPO RIPSは、忽那裕樹や山崎亮、兵庫・人と自然の博物館を経て現在大阪府立大学で緑地計画を教える武田重昭など、関西のランドスケープ／まちづくりにかかわるキーパーソンの研究グループ。
　その公開レクチャーとして田瀬理夫さんに学ぶ時間を、西村佳哲のファシリテートで開きます。
　当日は書籍『ひとの居場所をつくる』では触れなかった、田瀬さんの、まちかどや個人邸の造園事例を中心に紹介。それらを通じて〝日常の空間にこそ、社会性や地域性を〟といった話を語り直そうと準備中。
　ランドスケープ・デザインを学ぶ学生たちや、上の世代とはまた違う形でこれから仕事を展開してゆくことになる若手と共有出来るといいね、と話し合っています。

　
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
『ひとの居場所をつくる』刊行記念トークショー
　西村佳哲 × 田瀬理夫 × 中川和彦
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
日時　：11/8（金）19:30〜21:30
場所　：心斎橋スタンダード・ブックストア（大阪）
参加費：1,500円（１ドリンク付き）
話し手：田瀬理夫、西村佳哲、中川和彦
　『ひとの居場所をつくる』に僕（西村）は、「ランドスケープデザインという仕事は、この世界に人間の居場所をつくる仕事でもあるのだな」と書いた。田瀬さんの遠野のプロジェクトに身を置きながら、しみじみそう思いました。
　でも、たとえばパタゴニア社はビジネスをつうじて、ひとがこの社会にいられる場所をつくり出そうとしているように見えるし、ビッグイシューは路上にホームレスの方々の居場所をつくり出している。「ひとの居場所づくり」は、さまざまな形で試されている営みなんだな、と最近あらためて感じ入っています。
　この日の会場「スタンダード・ブックストア」のオーナーもそう。以前インタビューで、「人が自分自身を寄り戻せるような場所を街に提供してみたくて、この店をやっている気がする」と話してくれました。「何も買わなくてもずっとおれるでしょ？」とまで（笑）。
　三者三様の視点で「ひとの居場所づくり」を語り合う夜に出来たら、と思います。
＊中川さんの面白いインタビューはこちら＞ひとしごと
「本屋とか、そもそも小売りとかやりたいと思ってなかった。」

　
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
「ここはどこなんだろう？会議」
〝福岡〟という場所を、約200人で再発見するフォーラム
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
日時　：11/17（日）11:00開場、12:00〜18:50頃
場所　：九州大学西新プラザ（福岡）
参加費：一般3,000円　学生1,500円
ゲスト：田瀬理夫、石川初、後藤太一、田北雅裕
ファシリテーター：西村佳哲
主催：九大田北研究室
　政治や経済が不安定な時代なので、「これからの仕事や暮らしをどうしてゆこう？」と考えるとき、多くの人がそれをもっぱら政治や経済の切り口で扱いがちではないかと思います。
　でもわたしたちは、会社だけで働いているわけでも、政治や経済の枠組みの中だけで
生きているわけでもない。
　わたしたちは一体どんなところ、どんな関係性の中で、生きて・営んでいるのか。それがよく見える目が欲しい！
　場所（その土地や社会）を見る視力回復プログラムを、５名の話者と、集まった約200名で試みたいと思います。この地で生まれたひと、移住して間もないひと、遠くから関心を寄せているひとも。
　わずか半日のプログラムではありますが、福岡への旅を兼ねて、迷わず全国から（ローカルの人も！）お越しください。

by 2013年10月17日