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ハートが届く

Tariho (Living World) 2008-01-02

年を重ねるごとに、どこか年末年始感がうすれていく感じがありつつもやはり、あたらしい手帖を用意したり、暦を付け替えるとちょっと背筋が伸びるような、あたらしい年を迎える実感がわいてくる。

日ごろお世話になっている会社、GKテックから毎年送っていただくカレンダーがあって、いつも台所の一角に貼っている。ポスター式で一年が一枚で見渡せるので、そこに日めくりをそえて使っている。

少し前に届いていた筒をようやくあけて、30日に貼り替えた。

筒をあけると、中にハートがみえた。
はて? とよくみると、ハート型のエアパッキンだった。うっすらと、一列おきに赤くみえる。

tari_080102_02.jpg

あららー、と取り出してみると、裏から赤いマジックで塗ってあった。

うふふー と自分のハートのあたりがクルクルする。

以前、プロジェクトのおつかれさま会の席で「今度、中国語検定をうけるんです!」と、はりきっていたMさん(その年のGKチームの紅一点)の仕業かなぁと思う。
 

tari_080102_03.jpg

筒の底にも入っていて、そちらはハート型に切り抜いてあった。おもわず口元がゆるみます。

 

小さな頃、エアパッキンもとい「プチプチ」は宝ものだった。

耳のそばで雑巾のように絞って、プチプチプチーと音を出しては、あそぶのがたのしかった。絞れるのは一回限りなので、すこししかないときは、兄と取り合いにもなった(笑)。

楽器をつくっていた父の仕事場には、海外からいろんな材料がとどいていて、それらが包まれていたエアパッキンがたくさんあった。ときどき、プチプチの部分が、ふつうのものより何倍もおおきなものがあった。

比率が違うだけなのに、めずらしいそれは大きいぶん肉厚で、絞るのも兄と2人がかりだった。音も大きくてちょっと特別な感じがした。しばらく取っておいて、割らずに指で押したりして、じっと眺めたときもあった。

今は、なるべく石油素材でない梱包材を使うので、あたらしくエアパッキンを買うことはないけれど、なにかの梱包材として届くと、丁寧にとっておき、また次に使う。もう、耳のそばでプチプチプチーとはしない。

カレンダーと一緒に届いたハート型のプチプチを、私は初めて見たのだけれど、これはバレンタイン仕様なのかしら? と、ふと思う。

思いがけず届いた赤いハートを、ときどき光にすかして眺めています。

赤く塗ってあったので、なぜだかうれしかったのです。
 

 

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