近況メール/バックナンバー
友人・知人に不定期で発送している近況報告メールより抜粋


2006/07/13

●京都・efishでのリビングワールド展、明日14日まで

五年ぶりの、カフェ・efishでの展示。鴨川沿いの空間は、相変わらずの心地よさです。個人的には、特に二階が好ましい。
その二階で、昨年益子で制作した展示のダイジェストと、新作を展示しています。

関西にお住まいの方、ぜひお越しください。11〜23時。
www.shinproducts.com/topics/(efish)
www.livingworld.net/blog/efish/(展示日誌blog)

●8/5(土)〜24 (木)、益子・スターネットで二年目の展覧会

京都につづき、来月8月、二年目の益子展を開催します。
www.livingworld.net/05_mado/(昨年の展示概要)
こちらは、作曲家・一ノ瀬響+GK Teckとの仕事をドーンと軸に据えて。

野菜の美味しいカフェのある、小山の上のギャラリーです。
近くの那珂川は、映画「茶の味」のロケも行われた気持ちのいい場所。
夏の小旅行はこちらへ!
(東北道をさらに北上すれば、藤幡正樹さんの展覧会も開催中)

 

大きくお伝えしたいのはこの二点ですが、
他にも少々インラインで。

二月に開港した神戸空港・出発ロビーに、「アースクロック」という大時計をつくりました。
www.kairport.co.jp/etc/earthclock.html(空港ウェブサイト)
SDA(日本サインデザイン協会)賞の優秀賞をいただいた様子。ありがとうございます。

内田洋行のコーポレートミュージアムのバリエーションとして、
ミズノ・スポーツ財団の展示室をつくりました。
www.mizuno.co.jp/zaidan/siryokan/
こうした仕事にかかせない編集は、文芸(作文芸術)家の稲本喜則さん(d.hatena.ne.jp/yinamoto/)。

発売中の「DESIGN QUARTERLY」誌・第三号で、
立川裕大さん、萩原修さんとミニ座談を行っています。
テーマは、考える・つくる・売る デザイン。

淡々と刷り数を重ねている「自分の仕事をつくる」(晶文社)の次の本を、
前頭葉、というか頭の最念頭部位で反芻中。
もう一年以上になるのですが、早く書き下ろしたい気持ちで一杯。

リビングワールドの「風灯:Solar」。
www.livingworld.net/05_mado/mov_01.html
おかげさまで5月に完売しましたが、
夏の展示にむけて、追加分を少しだけ製作中。

バージョンアップ版の準備も進めています。

いま、鴨川に面した窓にむかって書いています。
街のど真ん中を、こういう川が流れているって素晴らしいことだな。
いろんな鳥がいます。

みなさん、良い夏をお過ごしください。


2005/08/09

残暑お見舞い申し上げます。 西村佳哲です。
雨上がりでやや涼しくなった永福町より、 友人・知人の皆さんへ、近況報告をお送りします。

●リビングワールドの展覧会を開催しています

仲間の多大な助けをかりながら、西村たりほと自分を中心に、デザインワークを重ねているリビングワールド。
初の個展にあたる展覧会を、栃木県・益子のスターネットで開催中。

 リビングワールドの仕事展 「窓」
 7/23─8/25 @STARNET ZONE

会場は小山の上にあるギャラリーで、その屋内外に8作を展示。
風をうつす『風灯:Solar』は、夜19時頃から木々の梢で灯りはじめます。

我々なりの情報デザインのかたちを、ぜひご覧ください。 (都市部から少し遠いけど、至極良いところ。カフェの食も美味い!)

(中略)
もうひとつ。 昨年の美浜の原発事故から、ちゃんとした紹介の出来ないまま公開が始まった、大阪・中之島の関電ビル頂部ライトアップ「Liv-lit」。
ライトアップは現地でないと観れないにしても、杉原聡さんの美しいJAVA appletを沢山の人に観ていただけていないのが、個人的に激しく残念です!

まだの方は、ぜひご覧ください。
http://www.liv-lit.jp
ビル頂部を流れてゆく風の様子が、ライブで視覚化されています。

以上、お知らせでした。
以下、近況を少々。

この二ヶ月ほどは、展覧会の制作で、てんてこ舞いでした。
てんてこ舞いとは、祭囃子の小太鼓に合わせて男女が慌ただしく舞う様子、とか。

舞いも落ち着き、これからの自分や自分たちの仕事について考えながら、益子と東京を行き来しています。 田舎は東京・永福町という西村にとって、この二重生活はとても楽しい。
年末にむけて、スポーツメーカーの小ミュージアム制作なども手がけながら、淡々とやっています。

みなさんも、お元気で。 充実した夏をお過ごしください。
西村佳哲


#この先はかなり余談:
いま展覧会の展示日誌を兼ねてblogを公開しています。 http://www.livingworld.net/blog/mado/
毎日のように書いているし、よく出来てるなあ>Movable Typeと関心するのだけど、僕自身はblogをめぐる状況がそれほど気に入っていない。
という話を、スターネット・スタッフの高田さんに話したら「すごく意外」というリアクションがあり、ワケを説明した。

まず一つは、blogでの私記は第三者に読まれることを前提に書かれている、ということ。それ自体は問題ではないが、その構造下で多くの人がついとってしまう「こんなに面白い(あるいはツマラナイ)」「こんなに幸せ(あるいはメチャ不幸)」といった、自分の人生のプレゼンテーション感が辛い。
んなの人の勝手だが、なぜ辛いかといえば、そこに雑誌などの影響が色濃く出ている気がするから。

雑誌の取材記事は、たいてい「こんなに素晴らしいモノ・コト・人がある(いる)」といったスタンスで表現される。それを誌面でご紹介しましょう、という感じで。
でも、実際に取材してみたら思ったほど良くなかったとかイマイチだったということは往々にしてある。が、取材先への仁義もあるし、雑誌としては「余所にない面白いこと」を並べる必要があるので、それはそれという感じで「面白い記事」がジェネレートされる。
広告を含み、雑誌全頁にわたるこの血圧の上がった感じが、自分はあまり好きでない。

文章を書くことは、自分と対話する貴重な手段だ。
せっかくのその体験が、自己演出によるねじれを持ってしまうことや、マスメディアの表現習慣からろくでもない影響を受けてしまう(と僕が勝手に見受けているだけの話だが)のは、「モッタイナイ!」ちゅうか。

もうひとつ。
自分が感じたことを文章にするのは、そんなにインスタントに出来ることではないよな、と思う。深く感じ入ったこと、「わかった!」と思ったことでも、言葉で語れるようになるには時間が要ることもあるし、ましてや文章だと、内容によっては3年とか5年とか、平気でかかるよなあと思う。

折角の体験や感情を、あり合わせの言葉で書き出してしまうのは、やっぱ「モッタイナイ!」ちゅうか。
表現力やボキャブラリーに乏しい状態で、でも豊かな経験を記述しようとすると、それは詩のようなものか、あるいは平面的な作文になりやすい。実際、子どもの遠足日記のような「楽しかった」「面白かった」という平たい感覚表現が、多くのblogにならんでいるように見受ける。

日本人は読み書きの基礎教育がある程度なされているため、文章を書けると勘違いしている人が多い。「絵は苦手で!」と赤面する人は多いが、「まるで文章書けなくてー!」と謙遜する人の割合は少ない。
表現力の貧弱さから、折角の自分の、かけながえのない体験が矮小化される可能性がある(と勝手に危惧してるのだが)ことを意識しているblogの書き手は多いかな。

以前、作家の駒沢敏器さんとお話していて、旅の体験記事を書くと、自分の記憶が再編集されてしまということ。書き残したことだけが鮮明に残って、あとのことは忘れてしまうことがある。あるある、という感じで一瞬盛り上がった。
これと同じで、その時の自分にはまだ表現しきれなかったことを、沈殿させる時間を得ないまま流してしまうようなことが、もし随所で起こっているとしたら、なんだかなあと思うわけです。

人間の大仕事は、確かに「人間関係」、人付き合いである。
どの書店でもコミュニケーションに関する本は淡々と売れつづけているし、人が職場を変える理由の筆頭は、自己実現をめぐる悩みより人間関係のそれが多いらしい。
でも、人付き合いが上手な人は多いが、「自分づきあい」の上手な人は少ないかも、というのがここ1〜2年よく考えることで、自分自身も同じくと思う日々。





2004/12/10 西村佳哲の、近況報告をさせてください。
ハッと気づくと前の近況送付から、一年以上経っていました。

04/12/10(金)

●リビングワールドでの仕事・いろいろ!
藤本たりほをはじめ、いろんな人々と励んでいる、リビングワールド(LW)の仕事。今年はたとえば、こんな仕事が形になりました。
 ・みなとみらい駅コンコースでの「COLORS/CLOUDS」。
 ・内田洋行の小さなコーポレートミュージアム。
 ・金沢21世紀美術館で公開中の、あたらしい「サウンドバム」展示。

写真やムービーなど、ワークレポートはサイトでご覧ください。
www.livingworld.net
内田洋行のコーポレートミュージアム。我ながらというか我々ながらというか、良いです。:-)
仕事にはクライアント担当者の人柄が、色濃く反映するものですねえ。

LWでは、ほかにも「土の10日間」という試作ワークショップをひらいたり、山梨の某教育組織に関わりはじめたり、全地球規模のカミナリ観測データのCG化をお手伝いしたり、充実した・睡眠短ーい感じの一年間であります。
www.livingworld.net/works.html(←その他のLW仕事)


●昨年10月に出た本「自分の仕事をつくる」(晶文社)、14刷り。
www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4794965850/lw-22
正直うれしい。:-)
でも、我が家にある東城百合子さんの「自然療法」は、800刷りを越えています。

●永原康史さんやガビンさんと関わっている、万博・日本館のウェブサイト「ニッポンカン新聞」。
三交代制で、子どもむけインタビューシリーズ「環境のしごと」を連載中です。
www.nippon-kan.jp/newspaper/new/p03.php
書き物といえば、発売中のリビングデザイン誌・39号の巻頭に、「作物としての仕事」という短文を寄せました。立ち読みサイズのコラム記事。ぜひ立ち読みを。

●日本科学未来館の時間旅行展(2003)に出展した「A DAY」、海外巡回中。
といっても僕らの手ははなれて、知らないうちに回っているんですが。
この夏には上海へ。いまはメキシコへ(一月中旬まで)。来年三月末から山口情報芸術センター (YCAM)。

●年明け1/2〜10まで、サウンドバム#24で、チュニジアへ行きます。
サウンドバムへの同行は久しぶり。
www.wild-navi.co.jp/tour04/050102sb_tunizia.html
あと1〜2名なら参加可能と、アレンジ担当・宮田氏が言っていました。砂漠の音世界に興味のある方、オアシスで。


大阪のメビック扇町で、明日から二日間の公開講座です。
www.mebic.com/seminer_info/seminer_info.shtml?y=2004&m=12&d=11
二日目は定員制ですが、初日は大丈夫。
人数は少ない方がいいのだけど、久しぶりの方に会えるチャンスかもしれないので、タイミングの良い方がいたら、お越しください。


みなさん、良い年の瀬を!
西村佳哲
http://www.livingworld.net/nish/

#今年観た映画の中で、「茶の味」はなんかこう悔しかった。
良かったわけです。が、良い&悔しい感じで、その向こうにはなんかあると思うのだが、何だろう。
先日ついふらふらと、ロケ地にまで行ってしまった(栃木県・茂木)。



2003/10/09 みなさんお元気ですか? 西村佳哲です。
寒くなりましたね!

でも仕事場のベランダでは、まだアサガオが咲いています。
以下、近況を報告させてください。


●本を書きました!
 足かけ七年の仕事となった働き方研究の本が、やっと形になりました。
 「自分の仕事をつくる」晶文社
 www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4794965850/lw-22
 書店に並びはじめています。ああ嬉しい。:-)


●リビングワールドの最近のこと
 いくつかのレポート・アイテムを、サイトに追加しました。
 http://www.livingworld.net

 六月初旬に慶應義塾幼稚舎で開催した、「時間虫めがね」というワ ークシ
 ョップ型の授業の様子。これはいいと思う。
 そのきっかけになった、日本科学未来館・時間旅行展での展示物(A DAY)
 の制作プロセス。生物時計の小話付き。そして昨年夏に開催したワークショ
 ップ「小さな木をつくろう!」(世田谷区)の様子など。

 11月に群馬県で開催される「全国教育系ワークショップ」の仕事だとか、
 最近、あらためて教育やワークショップというテーマに入り込んでいます。


●仕事場を移します:10月下旬
 佐藤直樹さんの事務所(ASYL design)の一角に間借りしていた仕事場を、
 10月下旬から杉並区・永福町に移します。
 新しい住所等のお知らせは、またあらためて。

もし良かったら、そちらのご様子も教えてください。

そろそろ布団も冬掛けですね。
ではまた。お元気で!

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以下、まったくの余談。

ようやく本を書き上げることが出来て、嬉しいのなんのって、実にホクホクしてます。
ただ、amazon.co.jpにアクセスしても、俺に薦めてくれないんだよね、俺の本を。これまで沢山買い物してるから、好みは把握しているはずなんだけどなあ。ベッカムの自伝とかドラッカーの新刊じゃなくてさあ、アレを出してほしい。

書店では売れている様子で、これも嬉しいわけです。amazon.co.jpのページを観ていると、10/6の売上げランキングは21,130位。8日は321位。同日夜には185位、その二時間後には119位という感じで、まあ動いている様子。ただオンライン書店の場合、取扱い商品の大半をほとんど動かない本が占めていて、動きの大半は新刊とベストセラーに集中しているはず。だからたぶん、一冊売れただけでも一気にランクが上昇するのではなかろうか、と思う。

時々、本を読んでくれた人からメールが届く。会社で働いているが、疑問を感じていて、別の仕事を見つけたいとか。もう退職して、アルバイトをしながら自分の仕事を探している。そんな若い人たち。だいたい20代中盤から30代前半の方からのメールが多い。彼らの多くはなぜか高学歴で、それなりに大きな会社で働かれている(いた)。
その様子に、「働く意味が感じられる仕事」の品揃えが、多くの会社において減っているんだなあと思う。まあ、意味を自分の外側にばかり探す人たちには、いかがなものかと思う部分もあるのだけど。

「働く意味が感じられる仕事」が増えてゆく兆しが、いわゆる企業の動きの中にまるで感じられない。不況になって商品が売れなくなった。じゃあここらで一休みしましょうか、なんてことにはならず、多くの人は以前にも増していそがしく働いているようだ。売れないからもっと働かなければいけない、という感じ。でもこれは、頑張ることで乗り越えられる類の課題だろうか。

クウネルという雑誌があって、最近の雑誌の中ではかなり好感を抱いて読んでいた。オリーブ好きだった自分にとっては、ああ久しぶり!と、成長した昔の友人に会ったような気持ち。この雑誌は、アンアン別冊という形でまず二回出た。どちらも「出来たら出す」というペース配分(特に二号目)。有山さんのデザインと相まって、とてもよい常温ぶりを醸し出していたのだが、先月から隔月間誌としてあらたに創刊された。

「出来たら出す」という人間的なリズムでつづけて欲しかったなあ、と強く思う。あの雑誌は頑張ってつくる類のものじゃないだろう(でもこれからも暖かく見守りつつ読むつもり)。以前ある編集者から、つくる立場からすると隔月間誌も月刊誌もあまり変わりはない、という話を聞いたことがある。最初季刊誌で、その後隔月間そして月間化を辿った雑誌で、彼女はその一部始終を体験していた。

雑誌が売れない中で、ある雑誌が意外に売れた(クウネルの話)。出版社としてはそれを沢山発行して、出来れば発行数ものばして、広告収入の間口を確保したい。
でもそれによって折角の濃いものが薄くなり、エントロピーが増大してゆく。そんなことになっては、元も子もないないよなあ。たくさん働いて、その結果、薄味のものがいっぱいつくり出されることに僕は反対である。
ビクトール・エリセの映画は10年に一本、っていう例は、ここで引き合いに出すには特殊すぎるか。

NISH



2003/05/03 こんにちは。西村佳哲です。
近況報告のメールを、知人や友人に送らせていただきます(Bcc形式)。
山に、いろんな樹が混ざって生えている様子がわかりやすい季節になった。
こないだ新幹線に乗っていて、そう思いました。

二つの展覧会が無事はじまり、少しのんびりしています。
「働き方研究」の本も、ようやくほぼ書き上がりました。:-)
以下、まず近況から。


●日本科学未来館「時間旅行」展
科学者の研究に、デザイナーやアーティストの表現力が出会ったら、どんなモノが生まれるか。という企画展実験の、同館・第一弾。たくらんだ人は、内田まほろさん。 「時間」という全体テーマのうち、西村は「日周期」を担当。 リビングワールド(※後述)をベースに、GKテックや一ノ瀬響、春日泰宣と制作を進めました。

太陽と潮汐、気象、バクテリア、植物、昆虫、動物たち、ヒトの身体、 都市を横断する、一日・24時間分の映像です。(小さなインタラクション付き)

http://www.livingworld.net/periodicity/exhibit/DSC00138.JPG ←会場
 「時間旅行」展―TIME! TIME! TIME!
  03/03/19〜06/30 (10時〜17時、毎週火曜休館)
  日本科学未来館(www.miraikan.jst.go.jp
#どーしても展覧会は観に行けない!という人は、下のサンプルのMOVをどうぞ....。

http://www.livingworld.net/periodicity/web.mov
ほかにも観客がいる時の方が、この展覧会は面白いです。
6/30までまだまだある、と思っているうちに終わるのが展覧会。このGWにでも、というか明日どうですか。元IDEOの石黒猛さんや、岩井俊雄研究室の鈴木康広さん、クワクボリョウタさん、そのほか書ききれない....が担当した展示物も面白い。
なお、NHK/BS-1の番組「デジスタ」で同展覧会が紹介される。
  5/3土曜・23:00〜
  NHK/BS-1 デジタルスタジアム
で放送予定とのこと。

ミュージアムショップでは、リビングワールド・デザインの小さなポスターも販売しています。希望先着30名様に、会場で流れている一ノ瀬響さんの音の入った、ミニCDをプレゼント中。これも良いので、一ノ瀬さんの音が好きな人は、いま直ぐゆりかもめに乗ってください。


●「リビングワールド」の活動、少しづつ本格化
ポストカードや、風で光る風灯など、三年ほど前からゆっくり進めていたモノづくりのレーベル「リビングワールド」。
昨年秋、会社になりました。
http://www.livingworld.net
2001年10月に、東京と京都のカフェで「風灯」プロト版を展示してからは、
 ・日食を観るピンホールカード
 ・子どもワークショップ「ちいさな木をつくろう!」
 ・展覧会「世界の音を聴こう!」(with サウンドバム)
 ・サウンドバムのCD「Traveling with Sounds」
など手がけてきました。
こんな具合です。↓
http://www.livingworld.net/works.html
藤本たりほと始めたレーベルで、おもに彼女がデザイン、おもに西村がプランニング。 今年から非常勤のコアスタッフとして、IMG SRC Inc.のトム・ヴィンセントも参加することになり、ミーティングを重ねています。

リビングワールドには「どこでもミュージアムになる」というプロジェクト群があり、その具体例の一つに「サウンドバム」があります。
→ http://www.soundbum.org
サウンドバムはリビングワールドとは別のプロジェクトですが、そのデザインの一部を手がける機会が増えてきました。
昨年10月に科学未来館で開催された「世界の音を聴こう!」という音の展覧会では、その展示デザインを担当しましたが、いまその展示が恵比寿・ガーデンプレイスに巡回中です。
  デジタル・フォレスト展
  2002/04/06(日)〜05/24(土)
  10:00〜18:00 (木/金は〜20:00、月曜定休)
  東京都写真美術館 地下1階・映像展示室

とても好評で嬉しい。
会場ボランティアのおばさん達が、静かで熱きエバンジェリストと化しているのはいつも通り。
コメントブックを読んでいると「癒された」という言葉に出会うのだが、それは不本意。癒されている場合じゃないだろう、と強く思う。就活の途中でひと休みしに来た学生、観光客の欧米人、上京して間もない若い人、デート中のカップル、いろんな人の人生の断面がありありと見えて....、手書きのコメントブックは面白いです。(会場にある)リビングワールドは二つの展覧会を終え、足踏み状態だった、いくつかのモノづくりを再開するところ。
まだこれからのプロジェクトですが、心の片隅で、楽しみにしていてください。

●全国教育系ワークショップフォーラム
環境教育の世界に体験学習法を導入したキーパーソン・西田真哉さんと、岩波新書「ワークショップ」著者の中野民夫さんとの出会いから関わることになった「ワークショップフォーラム」。
http://skunkworks.jp/akagi/
昨年11月に、国立赤城青年の家で二泊三日で開催された同フォーラムの第二回を、今年も11月に開催。その実行委員会に深く関わっています。

このフォーラムは、「ワークショップ」をめぐる西田さんの懸念に端を発しています。
いわく、総合的な学習の時間であるとか、体験型の学習であるとか、ワークショップ型の授業であるとか。こうした潮流が強まっている。
が、実際の教育の現場では、ワークショップに参加したこともないのにワークショップ型の授業をやらなければいけない立場の先生や、体験づくりに終始してプロセスの振返りをデザインしきれない主催者など、参加者の身になって考えるとかなり危なく、辛い状況が多発している。
そこで、一人でも多くの人が、良質なワークショップを体験できるまとまった機会をつくりたい。
大雑把な要約ですが、これが西田さんの想いでした。

ワークショップという言葉は、デザイン界では工房を意味するものですが、教育界における源泉はアメリカの教育学者・J.デューイの教育哲学に端を発するようです。
アメリカの公民権運動の中、参加型の場をつくり出すちょっとした技術に実を結んだそれは、そののち、組織工学(グループダイナミクス)や人間開発、街づくりや野外教育、アートなど、様々な場に展開していきました。
いま日本に届いているそれは、米国東海岸から50年代以降に届いたもの、西海岸の対抗文化を経て60年代以降に届いたもの、ヨーロッパの美術教育を経て届いたものなど、もー様々で、混沌とした有り様に呆然。
日本は、文化の吹きだまりになりやすい国だ。でも、宝の山を前にしている感覚が強くあります。

モノづくりに限らず、個人の能力範囲におさまらない、グループの力を必要とする局面に、いろいろな分野が直面していると思います。私たちは、そこを歩くためのメンツと方法を手に入れなけらばならない。
なんて書くと大袈裟か。かつ、やけにテキストが長くなっていますね。
今年は、そのスタッフミーティングを公開形式で始めています。

興味のある方は、同サイトでメールマガジンの送付登録をしてみてください。時々、届きます。
http://skunkworks.jp/akagi/ml/index.html
最終的には「ワークショップ」なんて言葉はなくなり、ごく自然に参加型の場づくりが行われ、私たちが互いの力を引き出し合って働けるようになると良い。その前のジタバタに興味のある人は、11月末の連休の予定をあけておいてください。
去年とも、まるで違うフォーラムになると思います。

●ECIFFO・42号に「再編される国内のワークプレイス」を執筆
コクヨのオフィス研究室が年に二回発行している(人間的なペースで好ましい)、オフィス研究誌・ECIFFOの最新号に、まとまった分量のオフィス論考を書きました。
ECIFFOはオフィスプランニングの分野では世界的に評価が高く、個人的にも尊敬する仕事だったので、同誌への執筆はとても嬉しい。
外部の執筆者の参加は、同誌ではめずらしいかも。

最近仕事をともにすることの多い、京都工繊大の仲さん、馬場正尊さん等とアイデアを交わしながらの取材も楽しかった。
現在発売中です。でも、取扱書店が少ないんですよね。
渋谷の「Book 1st.」にはバックナンバーもあります。
http://www.kokuyo.co.jp/eciffo/

●MID-TOKYO MAPS
http://www.mid-tokyo.com/
制作が終わって一年が経ちましたが、いまもオンラインで公開されています。
東京を再発見できる。
森ビルによる、都市計画をテーマにしたウェブサイト。
西村はデザイン・プランニングの立場で参加。
佐藤直樹さん(ASYL)や遠崎寿義さん(IMG SRC)、及び森ビルの難波さんと一年以上に渡り、いやあ....。

アメリカとかヨーロッパとか、国内外でいろんな賞をいただいた。
内容もしっかりしているし(難波さんの仕事)、その作り込みも凄いし(遠崎さんをはじめ全スタッフの仕事)、デザインプランもいいものなあ(自分の仕事)。
このサイトを観ると、六本木ヒルズがどんな思考回路を経てあそこに生まれたのか、よくわかると思う。まったく別の視点から、六本木ヒルズが理解できるはずです。


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長くなりました。
そのほかにも、いくつかの仕事が併走していますが、また出来上がった時に報告させてください。
前回の近況メールが一年以上前で....、つくる方で時間切れになりがちです。
たまに届いたら、読んでやってください。
教育関連の仕事は、今年は多摩美術大学(上野毛)のほか、愛知芸大、静岡文化芸術大学、東京芸大、徳島大学、IMI、そして社会人教育機関のDMNなどで、集中講義とワークショップを行います。
愛知芸大で7月に行う授業は、谷崎テトラさん、NHKの窪田さん、maf*mafの福田さん等とガップリやる一週間のプログラムで、自分にとっても面白い内容になりそう。大学での仕事は、ほかの人に見てもらう機会がつくり難いのが残念。
最後になりましたが、メールアドレスを nish@livingworld.net に変更します!

みなさんもお元気で。
いい仕事と生活を。



2001/12/21
(曇り/晴れ)
●ICCの展覧会「信用ゲーム」 今週末まで!
桝山寛さんのキュレーションによる、お金をテーマにした展覧会。東泉一郎さ
んや、デビッド・バーンさんの作品も。西村はふたつ、出展しています。
http://www.ntticc.or.jp/Calendar/2001/Credit_Game/index_j.html

滅多に手に入らないだろうものをつくりました。要1〜500円玉硬貨。
ハッと気づくと、早くも終了間際(24日まで)。ぜひいらしてください!


●リビングワールドの「風灯」展覧会
初夏の頃から、風をうけて光る灯り「風灯/LW03」を製作。10月にプロトタ イプ約150個を東京と京都のオープンカフェに吊り下げて夜を待ち、寄せて くる風の動きを光で眺めました。
http://www.livingworld.net

上記URLで、製作日記公開中。動画はもうしばらくお待ち下さい。
プロトタイプは予約完売(多謝)。商品化は来年を計画しています。


●音の旅・サウンドバム カナダのオルカラボとシベリアへ
今年も、世界あちらこちらへ出かけています。
8月には、カナダ/ジョンストン海峡に浮かぶハンソン島、ポールスポング博 士のオルカラボへ海中の音の世界を聴きに。そして9月は、紅葉が始まりかけ たシベリア・タイガへ、森の民の暮らしに触れに出かけました。
現在、オルカバムの音レポートを公開しています。ぜひ聴いてみてください。
http://www.soundbum.org

ところで次回バムは、2〜3月「キューバ(サルサ他、街の音楽)」と「カナ ダ/イエローナイフ(オーロラの音など)」へ出かけます。興味のある方は、 http://www.soundbum.org/whatsnew.html をチェックしてください!


●ジャパンFMネットワークの「Sounds on Streets」
Tokyo FMとJFNを中心に、全国37局のネットワークによる、路上のミュージ シャン達の街角データベース。このサイトづくりに参加しています。
http://www.jfn.co.jp/soundsonstreets/
西村は企画とデザインプランニングを担当。肝心の取材は、東京エリアについ ては野間易通さんが担当してくれました。

正直ワタシ感動しているんです。見ていただければわかると思うのだけど、ど のミュージシャンの顔つきも、とにかく生き生きとしている!
頼まれもしないのに人前でやる勇気と自由って、やっぱり素晴らしい。:-)


●ワークショップ「あなたはどこにいるの?/Where are you?」
心に深ーく残った、2001年の三大仕事のひとつがこれです。
全国五カ所で、11月末に開催した、少し不思議な構造の自然観察のワークシ ョップ。西村は基本アイデアと共同企画、ワークショップの司会進行を担当。
http://www.iwate-pu.ac.jp/office/mcinfo/inpaku/outline/index2.html

Co-Plannerのフレックス・高橋仁さんや、Planner兼統括ProducerのNTTアド ・高屋典子さん、NTTの木原さん、そして自然観察のプロ達から学んだもの、 莫大。


●「MID-TOKYO MAPS」の近況
ついに#19を公開した森ビルの「MID-TOKYO MAPS」ウェブサイト(最終回 は#24)。今号はニューヨークのフォトジャーナル。
http://www.mid-tokyo.com
WTC対岸から見た、テロ以前/以後の都市の佇まいのあまりに大きな違いに 、ただ唖然とします。メタシンボルって、こういうことか。

ちなみに、#18・江戸編のトップページは、それだけでも価値のある1ペー ジ。これもぜひご覧下さい。ハマリます!


●その他
その他には、オーストリアのインスブルックで、センソリウムの「While you were...」の別バージョンを公開する予定です。3月末か4月頃。まだ製作は本 格化していません。センソリウムは今年初夏からサーバーが落ちたままですが 、ちかいうち復旧できそうです。問い合わせも多く、すいません。

「新建築」11月号(オフィス特集)に、電気通信大学の中西泰人さん(ユビ キタスコンピューティング研究の若手重要人物)との長い対談が掲載されてい ます。西村、今年はいろいろ仕事を詰め込んでしまい、働き方研究どころか“ 単に働いているだけ”という状況でしたが、中西さんのおかげで、ここ数年の 関心の総論のような話に。対談って、相手次第なので面白いです。

その他にもいろいろ働いていますが、まだあまり言えないものが多いので、 これくらいで。 大学の授業は、もとNECの榊原さんと一緒に多摩美上野毛校でやっている「プ レデザイン」というプログラムがとても面白いです。


みなさん、今年も一年間ありがとうございました。
出来れば来年は、より少ない仕事に、じっくり取り組みたいと思っています。

とりあえず、よい年の瀬をお過ごしください!
お元気で!!


2001/10/04 昨年スタートしたデザインレーベル・Living Worldで、
風をうけて光る、小さな灯りをつくりました。

「風灯」という名前です。
東京と京都の二つのカフェで、各9日間の展覧会を行います。

東京は、10/6から14日まで。青山のカフェ・イデーで。
京都は10/20から28日まで。鴨川沿いのエフィッシュで。
店内と屋外に100から200個の「風灯」を吊り下げて、
通り過ぎていく風を眺めてみたい、と思っています。

のんびりとお茶でも飲みに、ぜひお越しください!


 東京 ・2001/10/06〜14 Caffe@IDEE
     (南青山 11:00〜23:00 03-3409-6744)
     http://www.passage.ne.jp/lib-index/aoyama-map/cafe_at_ide.html

 京都 ・2001/10/20〜28 efish
     http://www.kiteland.co.jp/shop/efish/
     (五条楽園 11:00〜01:00 075-361-3069)


今回の風灯は、まだプロトタイプです。
プロトとはいえかなり素敵なものが出来たので、展覧会が終わったら販売しちゃいます。
詳しくは、http://www.livingworld.net/
をご覧ください。(販売予定価格 ¥3,500/限定200個ほど)

東京会場のカフェ@イデーは、10/10〜14までTOKYO デザイナーズブロック期間です。この間も風灯の展示は続きますが、のんびりくつろいでいただきたいことを思う
と、できれば9日よりも前がお薦め。
あと、夜にならないと灯りは点きませんので、5時以降をお薦めします。

TOKYO デザイナーズブロックの期間中は、表参道の竹尾・ショールーム「青山見本帖」にも、出張展示します。

    ・2001/10/10〜14 竹尾・青山見本帖
     (神宮前 11:00〜19:00 03-3409-8931)
     http://www.takeo.co.jp/html/shops/aoyama.html


デザイン&エンジニアリングには、福田桂・下村義弘の二人を迎え、今年5月から製作してきました。
たのまれもしないのに何かをつくるのは、やはり楽しいですね。:-)

涼しくなってきましたが、みなさんおからだにお気を付けて!
会場で見かけたら、声をかけてやってください。


西村佳哲・藤本たりほ
Living World 2001/10/04


2001/03/04
(うすぐもり)
● IDEEのカフェ本「make your caffe」発売中
 カフェ本ラッシュのまっただ中、青山のIDEEが「make your caffe」という本を発売。西村は編集、および書き下ろし原稿「カフェという仕事」など、働き方研究家としてテキストまわりを担当。評判も良くお店でも売れている様子。半分がカフェの話。半分がカフェ・レシピ。
  http://www.idee-online.com/ja/product/detail/disp/DX0201MC
  http://www.om0.net/cgi-bin/go2.cgi?c=73&p=9
 ここ最近のBOLでは、上位5〜8位あたりをうろうろ。:-)

● インパク参加サイト「MID-TOKYO MAPS」
 六本木六丁目をはじめ、民間企業とは思えない大規模な開発を着々と進める森ビルのウェブサイト「MID-TOKYO MAPS」を12/31から公開中。IMGSRCやASYLの面々との協働作業で、担当はデザインプランニングと全体のとりまとめ。隔週ペースで、新しい都市計画学習地図を制作。
  http://www.mid-tokyo.com/
 インパクについてはサイゾー誌にも厳しく書かれ、深く頷く部分も少なからず。

 TFMのストリートミュージックサイト「Sounds on Streets」にも参加。
  http://www.jfn.co.jp/soundsonstreets/
 本格運用は4月以降で、ウェブデザイン的にはまだ胸を張れない部分も多。しかし報雅堂・野間氏による路上からのメールマガジン(隔週ペース)はとても面白い。ストリートではミュージシャンも面白いが、観客がなお面白いことに、最近気付く。「いま家出中なので元気の出る曲を歌ってください」と難しいリクエストを出している女の子を見かけたり。

● サウンドバム・#04 リスボン篇
 昨年11月にポルガルへ出かけた音の旅・サウンドバム#04.リスボン篇のウェブページを公開。
  http://www.pioneer.co.jp/soundbum/
 音を聴きながら街に入っていくのは、かなり贅沢な旅かも。町中を上下に動くケーブルカー、アルファマという旧市街の人々の営み、ファドの演奏など。次回バム#05は、4月下旬に台湾の原生林に分け入る予定。(参加者募集中)
 
● その他
 最近はサウンドバム関連でテレビ、ラジオ、雑誌に取り上げていただくこと多し。地味な企画ながら、共感は得られるよう。その他、いくつかの美術大学での授業、ASYLの佐藤直樹さんとインテリアデザイン会社・イリアのウェブサイト(http://www.ilya.co.jp/)や、ビル計画関連の企画を手がけています。

みなさんは、元気ですか?
季節は毎年、グングンとすぎていきますね。お互いに充実した時間を過ごしましょう。
では!


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#少し長くなるかもしれない余談。
 先々週、久しぶりに減食にトライ。ダイエットではなく断食の初期過程です。一週間の断食前には、一週間かけて段階的に食事を減らす(指導法によって異なるかも)。約7年ほど前、一週間断食のプログラムに参加した経験あり。その時はかなり大変な羽目にあったのだけど、減食段階の面白さが忘れられず。ここのところいろいろ思うところあって再体験。ただし減食のみ。
 減食時は、毎日1/7づつ各食事の量を減らす。すると週の中頃、量が半分を下回る日が来る。この辺りがピークで、すごく面白い。量が半分になってもちゃんと満腹感がある。そしてその感覚は、最後の日、量が1/7になっても同じなのだ。要は、満腹感と満足感は違うということなのだろうか。量が減ると、おのずとゆっくり食べるようになるし、少ないご飯が愛おしくて何度も噛むようになる。するとなにかこう、不思議な充実感が生まれてくる。
 人の食べ方は、その人の情報摂取スタイルにも通じるところがあると思う。たくさんのものを喉ごしで味わうのか。少ないものをよく噛んでいただくのか。これは、読み切れない本を買ってきては、堆く積み上げている自分にいちばん耳の痛い話なのだけど。

 今回もっとも面白かったのは、減食からまた量を戻していく補食期間のある日、和菓子屋さんの前を通った時のこと。美味しそうな大福が並んでいる姿が目に入った。 甘いもの好きで、歩き食いが大好きな自分としては、普段なら十中八九・即購入。この時も口はその甘みを欲しがって、頭でも食べたいなあと感じている。でも、お腹にちかい身体の方は、なんにも感じることがなくて、結局買わずに通り過ぎたのです。 この時僕は、味覚は脳に支配されているんじゃないか、ということを思った。そして同時に7年前の断食で痛感した、脳と身体は同じようでいて、実はかなり別の生き物 なのだという実感を思い出したのです。あまりうまくまとまらないのだけど、とにかく面白かった!


2000/10/17 ハッ!と気付いたら、最後の近況メールは昨年12月でした。
「忙しい」という字は心を亡くすと書く、といったもったいぶる話に、思わず反応してしまう今日この頃です。

えーと、なにをしていたんだっけ....?(少し長くなるかも)


●春:「デザインの現場」誌に書いた2本の原稿
 1999年12月号に、「日本のデザイニングを映し出す“イタリア”という鏡」(P26)を執筆。二年前にコンフォルト誌と行ったイタリアンデザイン・働き方取材の、いわば総括文。イタリアは、デザインが「提案」であり「発明」であることを思い出させてくれる、日本と好対照位置にある国。
 そして、2000年6月号に「つくりたいものをつくる」(P88)、愛知のプラモデルメーカー・ファインモールドの取材記事を執筆。プラモデルなんて絶対に必要なものではない。しかし、そうだからこそ、いかにつくりたいものを楽しんでつくっているかを問われる仕事なんだ、という話。
 以上二つのテキストは、我ながらすごく良いと思うので、ぜひ図書館でバックナンバーをひっくり返していただきたく。


●春:So-net Cafe「Message-Go-Rround!」オープン
  http://www.so-net.ne.jp/cafe/
 ソネットがお台場に4月にオープンしたカフェ「WWW.」に、インターネットとカフェを繋ぐインテリア・プロダクトとして、「Message-Go-Rround!」をつくりました。So-netの若いスタッフや、IMGSRC、GKテックとの協働作業。ウェブページ上でタイプした文字が、店内をグルリとまわる全長30mのLEDボードを駆け抜けます。
 

●春:オーストリアの文化イベント“Landesausstellung 2000”で
   センソリウムの新しいプロジェクトを公開
 隔年ペースで開催されるオーストリアの文化イベント_Landesausstellung。2000年のテーマはZEIT(時間)。Linzの西にあるWelsという小さな街の、改装された中世の僧院が会場。アルスエレクトロニカセンターとの協働で、世界中同時進行中の様々な時間を、自分の時間に引き寄せるレシートプリント・システム「While you were...」を開発! 展示期間は、4/27〜11/2。まだやってマース。
 インスタレーションなので、ウェブとはまるで違う体験なのですが、概要+おまけのページが出来ました。どうぞ。
 http://www.sensorium.org/whileyouwere/index-j.html


●夏:デザインレーベル「Living World」始動!
 住所がわかる人には送付したので大半の方はご存じかもしれない、Living Worldによるポストカード。7/16の皆既月食を伝える....という素敵系アイデアが共感をよび、全国いろいろな場所で、結構売れました。モノをつくって売るのは、やはりすごく面白い!
  http://www.livingworld.net
 現在、あたらしいプロダクトを準備中。


●夏:コンフォルト誌に「ビオトープ探険」の記事
 2000年10月号の庭特集で、歩くセンスウェアこと自然感察家の藤本和典さんや、水系デザイン研究室の建築家・神谷博さんと一緒に、都内数カ所のビオトープを探険。“生きている世界を感じる窓”としての庭について、「都内のビオトープで自然感察」(P43)という原稿を書きました。庭に緑だけでなく、生き物をみている人・みたい人にお勧めです。


●秋:サウンドバム・03「ジャングル編」のウェブページを公開
 6月に出かけた、マレー半島のジャングル“タマンネガラ国立公園”の音の旅を、ウェブに公開しました。いやあ、生き物が多いと、音質も音量もすごい。同じことをクアラルンプールの屋台街でも感じたけど :-)。ジャングルの音、最高です。ぜひ聴いてください。
  http://www.pioneer.co.jp/soundbum/

★サウンドバム04は、11/2〜9まで、ポルトガルへ行きます。
 帰ってきた日本人が例外なく激賛するポルトガルに、一緒に行きませんか? まだ若干名参加可能。
 詳しくは、サウンドバムのサイトか、
  http://www.wild-navi.co.jp/tour/001102soundbum.html
 をチェックしてください。


●秋:NHK「たったひとつの地球」で音探険
 NHK・教育チャンネルの番組、「たったひとつの地球」の「あふれる音」という回をお手伝いしました。インターネットとテレビの組合せを上手く活かした番組で、若くて素敵なディレクター・山岸さんが企画/制作したもの。小学校6年生の子ども達と、その先生と、山や商店街へ出かけた音の旅の様子が楽しめる15分間です。
  10月18日(水) 午前10:00〜10:15
  10月25日(水) 午前10:00〜10:15
  10月26日(木) 午前10:45〜11:00 (いずれもNHK教育チャンネル)
 西村は画面に登場しませんが、フレームの外側に気配を感じ取っていただければ。
 また、ここに登場する慶応幼稚舎のサウンドエクスプローラ部のウェブサイトづくりに協力しました。
  http://sound.yochisha.keio.ac.jp/
 心温まるサイト。気持ちが込められたデザインは、有川真里子さんによるもの。


こんな具合の、今年2/3でした。
今後はこうした鉄砲水型・近況メールを出さないよう、注意します。

現在は、建築系の長期プロジェクトをいくつか。のびのびになっている本の執筆。来年のインパクのお仕事。多摩美の講師業。IDEEのカフェづくりの本の執筆など、楽しくやっています。

みなさんもお元気で!
いい仕事を。:-)


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#10/6、松山で開催された情報処理学会の帰り、宇和島から高知に抜ける一両編成のローカル線で四万十川の景観を楽しんでいた西村。ある山中のなんもない駅で停まっていると、鳥取の地震に遭遇。列車はスプリングが効いているので、ユッサユッサと揺れます。でも、乗客のおばさん達は誰も気付かない。窓の外を見ると、建設中の住宅の屋根の上で大工さんが柱にしがみついている。あ、本当に地震があったんだ。その後、JR四国は2時間にわたって全線停止。ダイヤも崩れまくり、なんにもない駅で人生の余暇を楽しみ、高知で買った美味しいかまぼをいただきながら、東京行きの深夜バスで戻りました。

1999/12/18
(うすぐもり)
●あたらしいウェブプロジェクト『サウンドバム』を公開。世界のあちこちへ、音の旅に出かける仕事です。評判は上々で嬉しい限りですが、辛口のコメントも欲しい気持ち。ぜひご覧ください!↓
http://www.pioneer.co.jp/soundbum/

●発売中の「デザインの現場」99年12月号に、『デザインの"現場"のデザイン』連載第二回目を掲載。モノをデザインする前に、それをつくる環境をどうデザインしてるの?という話。今回はCFディレクターの中島信也さん、プロトタイプデザイナーの河崎清さん、そして新作が発売された水口哲哉さん(おめでとう!)を取材。みなさん素晴らしすぎて、なんかバカらしくなってきた(笑)。この感情はなに?  同号特集ページに、『日本のデザイニングを映し出す「イタリア」という鏡』も寄稿。日本とイタリアにおける「デザインという仕事」の違いを、これ以上なく、わかりやすくまとめている。:-)

●同じく発売中の「LIFE WITH IDEE」Volume 3 に、“NASA”と“アントニン・レーモンド”に関するコラムを執筆。“NASA”は20世紀が歴史に誇るモノづくり集団なのに、デザイン史はまだそれを取り扱えずにいる!そんなことでどうすんの、っていったい誰に向かって吠えているのか?

○その他、来年春にオープンする某プロバイダのカフェに、インターネットを感じるインテリアを制作中(IMGSRCと共同)。多摩美での授業も無事終わり、1月に愛知芸大で短期講義。そして、近況を書いているヒマがあるなら、ほんとは長引きまくってる「働き方研究本(タイトル未定)」の執筆をいそがなければいけないのです。


西村佳哲こんな感じで、まあ小忙しく、楽しく生きています。

今年もお世話になりましたー。
みなさん、年の瀬の忙しい中、カラダには十分気を付けてください。

よいお年を!


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#衝動買いで、前サス付きの自転車を購入。5月に出した近況メールが縁で家にやって来た猫は、スクスクと成長。甘えん坊将軍として不動の地位を構築中。まったく人見知りしないので、ぜひ会いにきてください。


1999/10/02
(下弦の月)
●9/5から発売中の雑誌・コンフォルトの特集「モダンデザインの純真」に、『モダンデザインという発明品の歴史』という記事を寄稿しています。
誰も頼みもしないのに、なにかをつくり始めてしまう人を発明家と呼びますが、ミッドセンチュリーのデザイン史はそんな人だらけ。でもそれって今まさに重要な話では? というわけです。ぜひご一読を!

●同じく9/27から発売中の雑誌・デザインの現場で、函館系ライターの渡辺保史さんと、短期連載を開始。『デザインの"現場"のデザイン』というタイトルで、内容はさっしていただけるかも。
第一回は、モスバーガーやキリン一番搾り等のADとしても有名な、ドラフトの宮田識さん。ほぼ日刊イトイ新聞の糸井重里さん。ファンタスマゴリアやクジラの跳躍をプロデュースした潮永光生さんがご登場。どの人も、スタッフの力を引き出すことに長けた才人です。
仕事(グループワーク)そのもののデザインをめぐって、いろいろとお話をうかがいました。このあと2回の連載予定。働き方研究の一環です。

●「サウンドバム」という新企画がスタート! アウトドア雑誌・SOLA 、辺境系旅行代理店・ワイルドナビと供に、"音"を聴いたり録ったりしに出かける旅のスタイル提案を始めます。:-)
http://www.soundx.net/soundbum.htm
先の9月には、そのテストバム(バムとは放浪型の旅の意)でフィジーへ。
来年の2月には、アラスカへオーロラの音を聴きに、その足で温度差80度のメキシコ・バハ半島へ行き、シーカヤックでクジラの歌を聴きに漕ぎ出る予定。(興味のある方は上記URLを。同行可能人数に上限があります)

●月刊誌・SOTOKOTOの雑誌内雑誌「エスケープルート」に、毎月ウェブコラムを寄稿中。立ち読みOKな軽いテキスト量。SOTOKOTOは、ガリバーやエスクワイアの元編集長達が、今年の初夏から始めたという不思議な雑誌です。

●多摩美上野毛校での今年の授業(ネットワークと時間構成)スタート。10月末までとはいえ、週三日はちょっと大変、というかこのペースは学生に近いかも....。
●なぜか今さらフリーペーパーの創刊を計画中。などなど。



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#以下はいつもの余談なので、キーボードの箸休めにどうぞ。

シーカヤックで漂流(4月)の憂き目にあっても、「コンピュータの前に座っている場合じゃない!」という気持ちは弱まる気配なく、8月は皆既日食を観にイランへ、 http://www.soundx.net/soundbum/9908iran/11.ram←真っ最中の街の音9月はサウンドバムの仕事でフィジーへ行ってきました。
http://www.soundx.net/soundbum/9909fiji/meke.ram←村人達の歌と踊り
(※RealPlayerで56Kモデム以上のアクセス要、いい音です)

さらに余談中の余談。
きのう渋谷駅で、身障者の方々の都市生活を追体験するイベントに参加しました。
関節が不自由になるサポーターや重りの入ったチョッキを着て、白内障疑似体験メガネをかけ、デパートでショッピングをしてみたり(高齢者の疑似体験)。アイマスクをして、JR渋谷駅のコンコースを盲導犬に引いてもらったり。車椅子で電車に乗り込んでみたり。

遊んでばかりいるように見られがちで、いや実際遊んでもいるのだけど、自分にとっては日食も車椅子も仕事の一部なんです。フリーランスの、セルフ社員教育とでもいうか。

盲導犬と飼い主は、通常四週間の合同トレーニングを経てから街へ出るとのこと。その意味では、僕らがいきなり引いてもらうのはかなり無茶な話なんだけど、すごく面白い。指先から犬の感覚が伝わってくるんですよ。人の肘を軽くとりながら、アイマスクをして街を誘導してもらう体験でも、まるでその人の一挙一動が目に見えるように、指先から感じ取れるんです。人間の感覚って、不思議な奥行きを持っていますね。
ちなみに、盲導犬の歩く速度はかなり早くて怖かった。けど、暖かい安心感がありました。トレーナーの方は、「盲導犬は杖の代替ではなく、別の視覚を得る感覚」と説明していました。


1999/07/15 ●NTT/ICCでの展示が7/20で終了します
 ここ一年半ほど、海外を巡回してきたセンソリウムの“BeWare02: Satellite”(インターネットに繋がったライブのオブジェで、衛星の観測による地表の温度が、触ると手のひらから感じられる)初の国内展示。
 先月6/22から行ってきましたが、いよいよ来週20日が、最終日です。

 「メディアの足し算,記号の引き算」
  1999年6月22日(火)-7月20日(火)
  NTTインターコミュニケーション・センター[ICC/東京・初台]
  http://www.ntticc.or.jp/newschool/+-/index_j.html

 同展覧会ロビー階には、おまけでサウンドエクスプローラのライブ音も展示しています。ぜひいらしてください。こういう機会は、そう滅多にないと思うのです。
 7/17.18.20の日中は、会場で記録ビデオを録ったり、見に来てくれた友人・知人の案内などしていると思います。声をかけてもらえれば、喜んで案内・説明します。:-)


●先週(7/8〜10)ウイーンで開催された「Vision Plus 6」という情報デザインの会議で、プレゼンテーションをしてきました。内容は↓の通りです。
  http://www.sensorium.org/vp6/lecture/index-j.html
興味のある方は、目を通してみてください。簡単に読めます。


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#ここから先は、例によって余談。
 猫が家にやってきました。茶トラです。情報を送ってくれたみなさん、ありがとうございました!
 原稿を書く速度が、劇的に遅まりそう。


1999/05/31 ●日刊スポーツ社から今年創刊されたアウトドア雑誌“SOLA”(季刊)の春号 vol.1に、「SOUND HUNTING/自然の音を録る聴く楽しさ」という、6ページの記事を寄稿。アウトドアの雑誌に書くのは初めて。サウンドレコーダーの川崎義博さんと一緒に旅をしてきた中で、自分の耳が変わっていった話です。
(“SOLA”そのものも面白い。本格的なアウトドアマンに対応しつつ、山登り体育会系ではなく、映画「地球交響曲」にも通じる世界観を持った雑誌の登場。6/10に次号が出てしまうので、早いうちにぜひ書店へ!)

●昨年末から手掛けてきた「オーロラウェブ」が、バーチャル科学館(科学技術庁関連)で公開開始。ADは東泉一郎さん、デザインは中村克也さん。その他優秀なスタッフ数多く。
http://s-kurukuru.jst.go.jp/room/04/aurora/index.htm
(ShockwaveFlashプラグイン要。持っていない方は、同科学館サイトの入り口< http://s-kurukuru.jst.go.jp/>で入手の上、どうぞ)
主対象は小学校5年生。この春は教室を何度も訪問し、子供達からいろいろ学びました。

●海外を巡回してきたセンソリウムの“BeWare02: Satellite”(インターネットに繋がったライブのオブジェで、衛星が観測している地表の温度が手のひらから感じられる)の、国内展示が決定。
 「メディアの足し算,記号の引き算」
 1999年6月22日(火)-7月20日(火)
  NTTインターコミュニケーション・センター[ICC/東京・初台]
  ギャラリーA, B, D
前評判というか期待が少し高いようなので、観て・触ってガッカリされたらどうしよう、と怯えている。が、ぜひ触りに来てください。火傷はしません。7/3(土)pm3:00〜には、東泉一郎さんとレクチャーも。
 
●ちゃんと売れているのが不思議なほど、編集者の興味の赴くまま疾走中のインテリア雑誌“コンフォルト”。発売中の36号「特集:建設する本能」は、セルフビルド特集。建築設計施工関連の読者層に、「レッツ、自力で建てる」と語りかけるとは、肝が座っていると言うか....(^_^:)。
西村は「在日外国人に聞く、海外住まいづくり事情」という調査記事(P78)を寄稿。9カ国・13名の人々を取材。住まいづくりをめぐる事情は、各国ごと、ものの見事に違いました。

●インテリアショップ“IDEE”のカタログ「LIFE WITH IDEE」に、「気持ちのいい仕事が生まれる場所」というコラムを寄稿。(たぶんまだ店頭にあると思う)

●一号前の“デザインの現場”誌で、短期連載「2002年・大阪オリンピックをデザインする」の第一回を、原研哉さん達と製作。友人・岡崎氏(鹿島建設設計部)による「世界一の走りと走ろう」(P91)は秀逸。どこかのメーカーが、本気で取り組まないだろうか。
現在発売中の誌面では、第二回を東泉一郎・伊藤ガビン・中島信也さんらが展開。これまた面白い。ガビンさんは相変わらず天才なんだが、天才を天才と誉めるほど空しいことはない。

●サウンドエクスプローラ、NTTでのプロデュース期間を終えURLを移転。
http://www.soundx.net ←新しいURL
どうやら、このままライフワークになりそう。ブックマークの修正をお願いします。6/22からのICCでも、エントランスにインスタレーション展示予定。楽しいものをつくりますよ。
西表島ではもう蝉が鳴いている。 http://www.soundx.net/live/default.asp?ch=1


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#ここから先は、余談中の余談です。おヒマな時にどうぞ。
「コンピュータの前に座っている場合じゃない!」という気持ちがミシミシと強まっていた私ですが、アウトドア雑誌SOLAに書いたせいで(他のページを読んでしまい)ついに弾けてしまった。4月後半は、キャンプをはりながら、シーカヤックで慶良間の島々をめぐるツアーに参加。その足で西表島へ行き、離れ島へのデイツーリングに参加して遭難。夜の9時まで数時間漂流して、海上保安庁のヘリに発見されるという事故に遭遇しました。
http://www.kt.rim.or.jp/ ̄nish/yaeyamanews.gif ←八重山の翌朝新聞記事

10名ほどの編隊で漕いでいたのだけど、風と波が強まってしまい(最初から強かったのだが)、復路を途半ばにして断念。まだ陽の明るい時間に、各自の艇を集めて横の艇を手で持ちながら、筏状態になって漂流に突入。その頃はまだ圏内だった携帯で船を求め、二隻来るとの連絡に安心して歌など唄っていたのだけど、何時間たっても救助艇は来ない。「夕焼けきれいだねえ」が、「あっ一番星」「満月だねえ」「夜光虫きれいね」と、だんだんシリアス度が高まっていく過程がすごかった。
最後ようやく石垣島から来た捜索ヘリが、自分たちの横70mを「バスバスバス」と通り過ぎて行った時、『遭難ってこういうことか!』と痛感しました。
しかし、その後も弾けた願望は止まらず、ネイチャーゲームの初級指導者養成合宿に参加したり(取得 :-)、友人のヨットに乗せてもらって内房を走ってみたり。梅雨明けは輪行を予定なり。

#猫を飼いたいと思っています。心当たりのある方は教えてください。
 では、よい初夏を!


1999/02/04 ●現在書店で平積みになっている雑誌"デザインの現場"2月号/特集「意外と忘れている?デザインの基本」で、デザイナー江並直美・原研哉・東泉一郎氏による対談の司会進行を担当。2008年のオリンピックにひっかけて、「デザインってなんだっけ?」という対談を、ナント五日間!に渡って行ったもの(昨年11月、サマランチ・IOC汚職浮上前)。デザインが仕事の三人に、デザインを“語らせる”のは酷な話でもあって、無理矢理口を割らせた捜査官のような気分が少し。しかし面白い!読み応えも超弩級です。
 P26に収録した常盤響氏のインタビューも、非常に良い。友人でよく知っているように思っていたけど、常盤くん再発見だった! ぜひ読んでください。

●サウンドエクスプローラで、ついに新しいライブの音を公開! 場所は伊豆半島の下田。海中に沈めた水中マイクの、リアルタイムの音が聴こえてきます。:-)
  http://sound.gsquare.or.jp/live/default.asp?ch=6
  http://sound.gsquare.or.jp/live/default.asp?ch=5 (←28.8kモデムの人は..)
マイクの回りには、10頭前後のバンドウイルカやオキゴンドウが回遊中。エコロケーションの「ジリリリリ(?文字で表現不可能)」という音が、マイクに響いてくる。パチパチはぜる焚き火のような音は、フジツボとのこと。今は冬場で波音も静か。
 サウンドエクスプローラでは、昨年からメールマガジンも発行していて、連載中のインタビューもすごく面白い。「音」だけで、こんなにつづくとは....。死ぬまでできるかも。これまでのラインナップは、
  ・佐野元春さん 「音楽じゃなく、音の話をしようか」
  ・駒沢敏器さん 「キャンプには、MDと風鈴を持って」
  ・飯野賢治さん 「ゲームと音、人と音」
  ・まる姉さん 「バリ島の一夜 」
  ・山本 聡さん 「イルカの声・コミュニケーション 」
  ・中野 純さん 「ホーミーで耳が生まれ変わった! 」
  ・坂本昇久さん 「オーロラの音 」
  ・藤本和典さん 「自然の声に耳を傾けてみると....」
 といったぐあい。 http://sound.gsquare.or.jp/ で、バックナンバーが読めます。
 このインタビューは書店に並ばないので、ぜひ送付登録していただきたい気持ち。またサウンドエクスプローラは、ひょっとすると3月いっぱいで終了の可能性有り。その後は読むことも、聴くことも出来なくなるかもしれないので、ぜひ今のうちに!

●センソリウムの触る地球儀・BeWare02: Satellite ( http://www.sensorium.org/beware01/index-j.html)が、一年半ぶりに日本に戻ってきました。現在国内での初展示先を検討中。興味のある方はご連絡ください。

●その他、1月は愛知芸大の石井晴雄さんにお招きいただいて、デザイン・プランニングの非常勤講師を数回。粟野さん@芸大の影響を受け、学生達に100m以上の糸電話づくりに挑戦してもらったら、150m以上問題ナシ。すごい! なぜか某アウトドア雑誌用の記事も執筆中だったり。また、科学技術庁関連の仕事で、オーロラに関する小学生向けのウェブプロジェクトを制作中。

こんな具合に、日々を過ごしています。
自宅の本棚も作り始めていますが。
みなさんもお元気で! いい生活をお過ごしください。


#ここから先は余談中の余談なんですけど、カナダで見たオーロラの話を少し。バンクーバーとエドモントン経由で、カナダのイエローナイフへ行きました。エドモントンの乗り換え辺りから、待合いの面子が日本人中心に。地方のJR駅のようなサイズのイエローナイフ空港につくと、そこで荷物を待つ人の半分以上は日本人。「オーロラを観に世界からやって来る観光客の99%は日本人」という話は聞いていたけど、うーむ....。しかも、当然のごとくその99%が女性。オーロラのいったい何が彼女たちを引きつけるのか。現地はあいにく雪。しかし、「三日滞在すれば95%は見れる」との話の通り、僕は四晩滞在して、二晩観ることができた。オーロラは、あれだけ壮大な自然現象なのに、まったく音がしないところにすごく違和感を感じる。しかしさらに違和感を感じたのは、帰国の時。イエローナイフを早朝出発し、陽が沈まないまま、その夕方には渋谷から若林折返し所行きのバスに乗って家に帰る自分ってなに? さっきまでマイナス25度の世界にいたはずなんだけど....。不思議な時代ですよね。地面を足で行く旅がしたくなった。あれ、オーロラの話をほとんど書いていないな。


1998/11/05 ●現在発売中(10/5発売号)の雑誌・コンフォルト/特集「つくる現場」で、巻末付録「イタリアンデザインの背景」を執筆。7月に、ミラノで取材したものです。特に、P151から始まる「イタリア・デザインワーク見聞録」に注力しました。「イタリアンデザインのなにが、日本のそれと違うのか」。もちろん、働き方や仕事のあり方の違いです。イタリアを通じて、日本のデザイン(という仕事)の特殊性がよく見えてきたー。ぜひ、読んでください。読み応え有り。

●世界の音(LIVE)を聴くサウンドエクスプローラ http://sound.gsquare.or.jp/ 、リニュアルしました。これまで「プログラミング難しそう」と尻込みしていた機能を追加(岡村さん仕事)!音も良くなり、グッと強。森が風でうねっている音が、ちゃんと聴こえるようになった。今は水中マイクをぶら下げて、新しいライブ音のロケハンを重ねています。

●そのサウンドエクスプローラで、メールマガジンを始めることにした。これがお薦め!昨日、創刊ゼロ号を全国2.6万人に配信。ボタンを押す指先が震える。来週から週刊ペースで発行するので、みなさんもぜひ登録してください!
http://sound.gsquare.or.jp/help.htm  ←ここで登録
このメールマガジンでは、いろんな人に「音」の話を聞いて回ります。初回は佐野元春さん「音楽じゃなくて、音の話をしようか」。面白い :-)。その後も、駒沢敏器さんや中野純さんなど、さまざまな人が登場ですよ。

●センソリウムのBeWare02: Satellite ( http://www.sensorium.org/beware01/index-j.html)。10/18にモントリオールでの展示を終え、日本へ戻り始めた様子。海の向こうで触ったカナダの人達から感想のメールが何本か届いて、とても嬉しかった。ようやく国内でも紹介できそうです。

●その他、多摩美上野毛校で9〜12月まで週一で、AXISの宮崎さんと一緒にインターネット上のプロジェクトに関するクラスを担当中(これは二年目)。某科学技術庁関連のウェブ企画制作や、例によって働き方研究、そして自分ちの本棚づくりなど。


こんな具合に日々を過ごしています。
みなさんもお元気で、深まりゆく秋を味わらんことを!


#それにしても向井宇宙飛行士のご主人はいいキャラだよねえ。


1998/09/05 二ヶ月ちょっとの海外行脚から戻りました。

●現在発売中の"WIRED"誌(特集:ソニーの謎)の連載「我が輩は働き者である」に、グラフィックデザイナー・東泉一郎さんのインタビューを載せています。「先を急
いでるんでー」とのこと。詳しくは誌面で。
 ちなみにWIREDは今月末発売号をもって休刊。最終回は、IDEEのオーナー・黒崎輝男さん。

●Sensoriumの新しいプロジェクト「NIGHT AND DAY」を正式公開しました。
  http://www.sensorium.org/nightandday/index-j.html 
 WWW上の日時計、ナチュラル・クロックです。地球は今日も回っていると。


最後にいた外国は、モントリオール/カナダでした。
いや、世界にはいろんな場所があるもんですね。
人はフランス語を喋っているが、街並みと気候風土は北米で、でも全体的な気質は米国のそれとは明らかに違って、もっと繊細で。「ここどこ?」って感じ。しかも会う人会う人、みんな穏やかで、人間の善き部分を味あわせてくれる人ばかり。

Sensoriumの"BeWare02: Satellite"というインスタレーション(触ると地球の温度が感じられるネットに繋がったオブジェ http://www.sensorium.org/beware01/index-j.html)を、今年から始まったという
ビエンナーレに出展することになり、設営に出向いていたのです。10/18まで開催されているので、そばを通るかた人はぜひ足を運び、BeWare02に触り、モントリオールという不思議な場所を味わってみてください。
建築博物館で開かれている「北米の芝生展」も、グー!です。

もうすぐ満月ですね。
もう秋ですねえ。


1998/07/12
(晴れ)
現在、デザイン誌の仕事でミラノに来ています。
その話は最後にするとして、まずは近況をば。

●現在発売中の"WIRED(japan)"誌で、新連載「我が輩は働き者である」をスタート。もちろんこれは自分の話ではなく、第一回の働き者は岩井俊雄さん。読みやすい一頁もの。ちなみに下旬発売の第二回目は、糸井重里さん。その次は東泉一郎さんとつづく。:-)

●7/5に発売された"Confort"誌に、益子にギャラリーをオープンした馬場浩史さんのインタビュー記事を書いてます。ロング。馬場さんは、昔トキオクマガイの右腕だった人。オシャレを抜け、今・ここ・自分から始めるモノづくりに興味がある方には、ぜひ読んでいただきたいテキスト。

●6月初旬から、Web Site "サウンドエクスプローラ"のパリの音が、シャンゼリゼ大通からリュクサンブール公園前のカフェにマイクを移動。路面に5mほど近づいた。 http://www.gsquare.or.jp/promenade/sound/ ("世界の音"のコーナーで聴けます)


…で、現在、某デザイン誌の仕事でミラノに来ており、今日で10日目。
のべ2週間の取材です。
既に120分テープ8本以上回してるけど、一体どうすんだろ、俺。後日、ぜんぶ聞くんだろうなあ…。

デザインの意味、モノをつくることの意味を再発見しようとたくらんでミラノへ。
モダンデザインの長老・カスティリオーニさんや(世界的に有名な柳宗理さんのような人)、伝説のモデル職人/ジョバンニ・サッキさん。アビターレ編集長のイタロ・ルーピさん。この地でデザインをつづけている、イタリア人や日本人の人々。いろんな人に会ってきました。
彼らがよく口にしていた、「デザインは愛」って言葉の意味が、あらためてよくわかった。
来て良かった、ほんとうに!

この取材は、10月発売の"Confort"誌に掲載される予定です。


いま、ミラノは夜の9時過ぎまで黄昏。
PRADAの画廊で、ローリー・アンダーソンの新作インスタレーションが公開されていました。それなりに面白かった。
来週からフロリダへ移動。SIGGRAPH98に参加するsensoriumプロジェクトの設営に入るですよ。

みなさん、カラダに気を付けて、暑い夏を乗り切りましょう!

1998/05/09
(くもり)
西村佳哲です。こんにちわ。
今日は少し涼しいですね。:-)

近況報告のメールです。友人%知人複数名に、Bcc:で、不定期に出しています。 (今後送付不要の場合は、ご連絡願います)

●現在書店で発売中の"コンフォルト"誌(建築/インテリア系)に、ヨーガン・レールさんのインタビューを寄稿しています。読みごたえ系。「仕事とは?」と問えば、「時間つぶし(笑)」とのこたえ有り。

●グラフィックデザイナー佐藤直樹さんの"ASYL Design"のサイトで、対話型のウェブ紹介をやって遊んでます。現在3往復目に突入中。 http://www.asyl.co.jp/link/index.html
その佐藤さんと昨年手掛けていた、ODNの記事広告。気になるネット園芸家8名(江渡くんや佐野元春さんなど)を取材(第1〜2話はクライアントサービス、うそ)。いや、勉強になりました。 http://www.kt.rim.or.jp/ ̄nish/gardener.htmlで、グラフィックごと読めます。

●ウェブワーク「SoundExplorer」が、MSNからNTTへ移行しました。現在、パリの音をシャンゼリゼからリュクサンブール公園前のカフェに移設交渉中。西表島やロサンジェルス郊外の谷間の音など、夏に向けパワーアップしていて激ピース。鳥鳴きまくり。西表島、夜は7種類のカエル。新しいURLは、http://sound.gsquare.or.jp/top.aspです。

●同じくウェブプロジェクト、「sensorium」の方にもいくつかの動きが。
・SIGGRAPH98のアートギャラリー招待作品に選ばれました。招待?選ばれた?でも費用は参加者負担。高飛車USA。7/19〜24、フロリダのオーランド。
・INET98(インターネットの学会イベント/年に一度)でプレゼンテーション決まった。7/22〜24、スイスのジュネーブ。これも参加者負担。(^_^:)
・5月末には、ひさしぶりの新作「Night and Day(仮称)」が公開できそう!嬉しい。


とりあえず、そんなところです。
世の中、夏めいてきましたね。みなさんもお元気で!


#その他:上記sensorium巡業と同時に、ここ数年来の夢だったイタリアデザイン、工房・モデラー系の働き者達取材を行う予定。6月中下旬から二三ヶ月、東京留守にします。
両親が家を建て直すことになった。私の卒業製作は「老後の両親の家」。むむむ。しかし、親はあらゆるクライアントよりも手強い…。


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