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─ 販売終了 ─

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月食ポストカード

Lunar Eclipse Postcard

100×150mm (2000)

2000年7月16日の皆既月食を知らせるポストカード。

当時、活動を始めて間もないリビングワールドが、事務所移転のお知らせ用に制作。
でも折角だから、少し多めに刷って販売してみようか…と思い立ち、全国いくつかの科学博物館・ミュージアムショップで超短期間販売(およそ2週間)。

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裏面:カード端の月食部分に型抜き加工

月食をめぐる、小さな読み物が付いています。

以下転載:
環太平洋・アジアを中心とする広いエリアで、 皆既月食が起こります。この月食が始まる20:57、月からはどんな地球が見えているのでしょう?

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右上に少しだけ顔をのぞかせている、アメリカ西海岸からは、西の地平線近くに、欠け始めの満月が見えるかもしれません。

22:02の画像(下)は、ついに全体が隠れる時のもの。

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23:49にふたたび姿を見せはじめた月は、00:53頃、もとの満月にもどります。

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上の図版三点は「Earth and Moon Viewer」by John Walker で作成

今回の月食は、これらの画像の中に含まれるすべての場所から観ることができます。国でいうと、約30カ国。

自分が眺めている月食を、世界中の人が同時に眺めている。信号でとまった車の窓から、あるいはどこかの海の上で、あるいはオーストラリアの砂漠に佇んで空を見上げている人もいるかもしれません。
もし月の横に、それを見上げている人々の数をリアルタイムで表示するカウンターが浮かんでいたら…。実際の数が何人になるかは想像もつきませんが、いずれにしても、なんて大きな共時体験か。
 

でも考えてみれば、私たちは毎日同じようなことに出会っていながら、ただ気付かないだけなのかもしれません。

ある旅先の川べりで昇ってくる朝日をぼんやりと眺めていた時、ふと川岸を遠く見渡すと、同じ太陽を見つめて立っている人が、他に何人もいることに気付きました。
ある人は早い出勤の道すがら、またある人は犬の散歩の途中、それぞれの場所で立ち止まり、昇りはじめた太陽をじっと見ていました。

たぶん今この瞬間も、どこかで昇っている太陽、あるいは沈んでいく太陽の姿を、互いに気付くこともなく一緒に眺めているたくさんの人々がいる…。
人と人のいろいろな繋がり方を思うと、なにか不思議な気持ちになります。

皆既月食では、より大きな規模で、こうした時間の共有が発生します。それは別々の場所で別々の時間を送っている無数の人々が、ある束の間、月を介して同じ時間を共有する、ちょっと特別なコミュニケーションです。
 

太陽の反対側にのびている地球の影は、いつもは宇宙の漆黒にとけて見えません。
でもこの日私たちは、384,400km彼方の遠い月面に落ちる、地球の影を見ることができます。
その影の中に、私たちもいるわけです。

影の直径は月の約3倍。漆黒というより、少し赤黒い影に見えるとか。太陽と地球と月がほぼ一直線に並ぶのは、22:57頃。
天文好きの友人が、昔こんなことを話してくれました。「天体観測は、望遠鏡より双眼鏡の方がいい。とくに初心者はね。月がちゃんと球に見えるんだよ!」。

さて、あなたはこの夜をどこで、どのように過ごしますか?:-)

アストロアーツによる7/16の皆既月食ガイド
・高校生天体観測ネットワークによる観測マニュアル

            *

私たちはこの晩、青山IDEE・CAFFEのベランダ席に陣取り、双眼鏡片手にゆっくり楽しみました。
 

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