どこで、だれと、なにを?

東京のある場所に、日曜夜に十数名で集まって翌日夕方まで、一緒に語ったり考え合える1泊1日のワークショップを開催しようと思います。
テーマは「これからの仕事と暮らし」。主語は〝自分〟だったり〝自分たち〟だったり、さまざまかと思う。
昨年四国の神山町で2泊3日で開いたプログラムの、最新版となります。その告知ではこんなふうに書いていました。
「仕事や働き方に関する視点が、20〜30代の頃とは随分変わったな⋯と感じることが最近何度かあって。そこからみえる景色を素材に、めいめいが自分の仕事や暮らしのことを扱える場をつくってみようと」

会社で働いても、個人で働いても。起業しても、誰かの事業に参画するにしても。あるいは稼ごうと、収入にはならなかろうと。
生まれてきた自分を、できるかぎりいかして生きてゆきたいのは、多くの人に共通する想いかなと思います。
「仕事」はその想いを重ねやすい媒体の一つですが、会社勤めで働くことだけが仕事ではないし、道の歩き方は一人ひとりだろう。
基本ひとり旅のその道行きで、ある晩山小屋で隣り合わせた人と、互いの旅の話を聞き、自分の居所を確認し、また次の景色へ向かう。
そんな1泊になればと思います。関心のある人、どうぞお越しください。
 
 どこで、だれと、なにを?[東京]
 ファシリテーター:
 西村佳哲
 日時 : 2018年1月21日(日)〜22日(月) 1泊1日
      集合 1/21 18:00

      解散 1/22 17:00

 場所 : 東京・渋谷区(詳細は参加される方にお伝えします)
 参加費: 12,000円(学生は10,000円)
 宿泊費: 5,500円(現地精算、食費は個人精算)
      *東京にお住まいの方も要宿泊です
       部分的な参加は出来ません
 定員 : 12〜18名
程度

(写真はイメージ)

◎お申込み方法:
以下の事項をメールでお送りください。先着順で受け付けます。
*定員に達したので、キャンセル待ちの受付に移行します(1/10)
 ・お名前:

 ・連絡用メールアドレス:(複数可)

 ・連絡用電話番号:

 ・ご住所:

 ・ご年齢:

 ・性別:

 ・お仕事・専攻など:(差し支えのない範囲で結構です)

 ・お申込みの動機:(必須、ただし選考用途ではありません)
 送付先: ws_1801@livingworld.net

 
◎お申込み完了までの流れ:
・申込者には、催行人数に達し次第ご連絡さしあげます。その後、数日以内に参加費をお振り込みいただき、確認をもって参加申込みの完了となります。
・全日程の参加が前提です。

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ことの次第
僕は、20〜30代に取り組んだ「働き方研究」の報告書として『自分の仕事をつくる』(ちくま文庫)という本を書き、そのあとしばらく、仕事や働き方をテーマにしたワークショップを開いていたのだけど、2010年以降はテーマを「インタビュー(ひとの話をきく技術と感覚)」に替えて、仕事や働き方については自分からはあまり開かなくなりました。
理由は当日話すかなと思いますが、かわって浮上していたテーマは「営み方」です。2011年の『いま、地方で生きるということ』(ミシマ社)という本に、その関心が強く顔を覗かせていたと思う。

ひとの居場所をつくる』(筑摩書房)を2013年に書き、二拠点居住先の福岡で「ここはどこなんだろう?会議」という200名くらいのフォーラムを開きます。その冒頭の語り(YouTube)で、〝場所への視力〟という関心を強く語っていたと思う。
この間、仕事や働き方に関するワークショップのたぐいは、近しい人に頼まれたときだけ行っていたのですが、例外の一つが、小田原・旧三福で2014年にひらかれた「どこで・だれと・なにを」でした。
あと、一昨年に奈良・くるみの木の生活学校で担当した「はたらく」の回でも、同じテーマを扱っている。
個人史としては「なにをしてどう働こう?」という20〜30代の考え事が、いまは、縁あって出会った人、土地や場所と、あと自分の掛け合わせで何ができるかな? というところに来ています。
それについて、自分だけの話と思えない感じや、この先にいろいろある予感もあるので、1泊1日の短い時間ですが、ちょっと開いてみようと。
2日目が休日でもなんでもないのが申し訳ないのだけど、「!」と気になった人、若い学生さんも、40代後半(たとえば)これからどうする?という感じのひとも、どうぞお集まりください。
 

by 2018年1月6日