LWのエッセイ
ときどき書いてます

ツバメ、昨年のお話
 

後日談:
駅の職員さんによると、6/18に巣立ったとのこと。第二子ならずか…。

title image

ツバメが渡るまで

2008-06-12

今年も永福町駅で雛を孵した、ツバメの夫婦。
彼らは昨年のペアなのか、それともその子どもなのか?
巣立った後どこへゆくのか?

ツバメは身近な鳥(ほんとうに近い…こんなに近づいていいんですか。東京でガラパコス諸島気分)だけど、知らないことだらけ。少し調べてみました。

080612_tsubame_01.jpg

目もバッチリ開いた。巣立ちまであとわずか。

永福町駅の雛はたぶん4羽。卵が孵るまで約2週間(短い!)。巣立ちまで約3週間。…ということは、あと数日で巣立ちが始まる。電線に親子で並ぶ姿が見れるんだな。
約半数のつがいが、雛が巣立ったあともう一度卵を産んで2番子を育てるらしい。

巣立ったツバメはどこへ?

昨年、関西の友人から「奈良平安京跡のツバメのねぐらがすごいで」という便りをもらいました。その時は「全国からそこに!?」と一瞬クラクラしたけど、そんなわけないですね。
彼らは河川敷などのヨシ原に集まり、数千~数万羽の「ねぐら」をつくる。そこで北に戻るまで暮らす。

たとえば多摩川流域のねぐらは、こんな感じで分布している様子。(2003年調査)

080612_tsubame_03.jpg

多摩川流域ツバメ集団ねぐら調査連絡会のホームページより。 拡大図
ただし、ねぐらの場所は移っている可能性大。すごい数の小鳥たちのねぐらと化している街路樹、たまにありますよね。あれ、何を根拠に選ばれているのかわからない…と野鳥の会の人が話していました。

永福町駅の彼らがどのねぐらに合流するのか分からないけど、距離的には二子玉川上流左岸が気になる。
多摩川上河原堰(調布の南)での観察映像があった。


(Safariでは動画の表示が少し左にずれているかも…)

ねぐらは7月下旬から8月頃、最大化する様子。
昼の仕事(捕食)にはげんでいたツバメたちは、夕方薄暗くなりはじめた頃に戻り「ねぐら入り」する。この時間帯が、先の映像のような見どころ。

中央高速の談合坂SAもすごいみたい。


そして8月から台湾やマレー半島へ戻ってゆく。鴨や雁のように編隊は組まず、一羽づつ飛んでゆくらしい。
「おれ今夜いくわ」。
なんて感じなんでしょうか。(バカですね人間は。なんでも擬人化して…)

080612_tsubame_04.jpg

八王子・日野カワセミ会のホームページより。このサイトの「ツバメQ&A」からも沢山勉強させてもらいました。手書きの観察画がいい。:-)

アジアへ帰る道中の、大事な中継地点が沖縄。
沖縄の島々では、年間を通じて鳥の90%が渡り鳥だというから面白い。みんなトランジット中。
 

ところで、毎年戻ってくるのは同じペアなのか?

一羽で渡るということは、繁殖時のみペアで、その他は個体行動なのか?
いや、オスがメスより数日前に渡来することが多い、という観察記録があるので、来日前に既にペアになっている可能性があります。どこで?

10年間生存を観察できた個体もいるけど、自然平均年齢は1.5年ぐらい。ある調査によると、日本にまた戻ってくるツバメは全体の約20%だそう。

…同じペアじゃなくてもいいじゃない、という気がしてきた。つい、人間の夫婦観で考えてしまいがちな自分がいます。彼らはただ生きている。「愛」とか「夫婦」とか、そういう概念は最初からない。

080612_tsubame_02.jpg

でも、お父さんと同じほう向きます。

LW

by LW 08年6月12日

thumbnail image

永福町駅のツバメ

みなさんの街にもツバメは帰ってきましたか?

thumbnail image

イン神山

四国・神山町の人々がつかうウェブサイト+αをつくりました

thumbnail image

太陽の光の砂時計(木枠版)

New 太陽の光の砂時計を、木製フレームに入れて、少量生産。
◎¥12,600 ご予約受付中
カートに入れる

thumbnail image

わたしは時間

東京ミッドタウンのイデーで、時間をテーマにした企画展示

thumbnail image

太陽系のそと|銀河系

ガラスキューブの中に浮かぶ立体の、天の川銀河系…
◎¥84,000 入荷しました 在庫:4つ
カートに入れる

index:


→ ブックマークする

リビングワールドのお便り:
メールアドレスをどうぞ