近況:
12/1に新刊『わたしのはたらき』(弘文堂)が書店に並びます。
今年は文庫を含めると計四冊も書店に並ぶ機会があり、少し不思議な気持ちです。(2011-11-30)

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8月中旬に出た『いま、地方で生きるということ』の余韻を味わいながら、取材を受けたり、次の本(奈良のフォーラムの三冊目)を書いています。

上の本を読了して「もっと読みたい!」気持ちになった方には、『みんな、どんなふうに働いて生きてゆくの?』(弘文堂)が地続き感あると思う。
過疎地をめぐり日本を一周した友廣裕一さん、だんじり&街場の編集者・江弘毅さん、ネパールという地域にかかわりつづける土屋春代さん、そしてミシマ社の三島邦弘さんも登場。

あと「地方」という言葉の定義にこだわる方が少なからずいるようなので、短文を書きました。>僕には地方も地域もなくて、あるのは「家族」ないし「個人」。(11-09-04)

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西村佳哲

にしむら よしあき
1964年東京生まれ リビングワールド代表、プランニング・ディレクター、働き方研究家

武蔵野美術大学卒。つくる・書く・教える、三種類の仕事。建築分野を経て、ウェブサイトやミュージアム展示物、公共空間のメディアづくりなど、各種デザインプロジェクトの企画・制作ディレクションを重ねる。多摩美術大学、京都工芸繊維大学 非常勤講師。

リビングワールドの前段階にあたる仕事「センソリウム」(1996~98)は、オーストリア・Ars Erectronica CenterのPRIX’97|.net部門で金賞を受賞。(全体のマネージメントと企画・制作のディレクションを主に担当)

全国教育系ワークショップフォーラム(2002~04)実行委員長。奈良県立図書情報館・自分の仕事を考える3日間(2009~11)フォーラム・ディレクター。
著書に『自分の仕事をつくる』(晶文社/ちくま文庫)、『自分をいかして生きる』(ちくま文庫)、『自分の仕事を考える3日間』『みんな、どんなふうに働いて生きてゆくの?』(弘文堂)、『かかわり方のまなび方』(筑摩書房)、『いま、地方で生きるということ』(ミシマ社)、『わたしのはたらき』(弘文堂)など。

 

Photo: 後藤武浩(ゆかい)


 

つくる仕事(デザイン・ものづくり)

リビングワールドでは、企業や自治体などのクライアントから請ける仕事と、自分たちで企画し製造・販売まで手がけるメーカーポジションの仕事を、約半々の割合で行っている。
→Works(リビングワールド)

オリジナルプロダクトの大半は、センスウェアの試みとしてつくられている。

個人(西村佳哲)としてかかわる制作の仕事には、情報デザインやコミュニケーション・デザイン領域のプロジェクトが多い。
(2007年以前の個人名義での仕事や、リビングワールド以前の仕事については、備忘録を参照)

nish_personal_01.JPG

風灯プロトタイプの基盤工作中(2001)

 
書く仕事(働き方研究など)

最初の著作『自分の仕事をつくる』(2003,2009)は、30代前半に柳宗理さんやパタゴニア社など、尊敬するつくり手を訪ね歩き、彼らの働き方を訊いてまわった探検報告。AXIS誌を中心に、いくつかの雑誌に書いたインタビュー記事がベースになっている。この執筆とセンソリウムでの制作過程は、自分にとって二度目の大学のようなものだったと思う。
ちくま文庫版には、最初の晶文社版に登場する甲田幹夫・馬場浩史さん二名の10年後インタビューも加えることができた。

自分をいかして生きる』(2009,2011)は六年越しで形になった前著の補稿。この出版を機に、働き方をめぐるワークショップはの自主開催する気分にならなくなった。

自分の仕事を考える3日間』(2009)、『みんな、どんなふうに働いて生きてゆくの?』(2010)、『(執筆中)』の三冊は、奈良県立図書情報館で2009年から開催された、3日間にわたって8人のゲストの話を聞き、集まった人々もともに語り合うフォーラム「自分の仕事を考える3日間」から生まれた本。なかでも『みんな、どんなふうに…』は、自分のインタビューの仕事でいちばん好きな一冊。

かかわり方のまなび方』(2011)は、10年以上携わってきた大学における教育活動と、その途中から始まったワークショップやファシリテーションをめぐる探検報告。「人がどう見えているか」ということを中心的課題として扱っている。

いま、地方で生きるということ』(2011)は、ミシマ社・三島邦弘さんの働きかけで生まれた一冊(タイトルも三島さん)。2011年3月11日の震災後の東北へのかかわりを一つの戸口に、働いて・生きてゆくことと場所の関係を、約二週間の旅の中でさぐった。
 

本は読み手が自分の場所で、本人のペースでかかわれるところがいい。電源不要でどこにでも持ち歩けて、本と読み手が必要とする小さなスペースの中に、大きな空間をつくり出せるところも素晴らしいと思う。
 

ワークショップフォーラムg(清里・2009)より

教える仕事(授業・ワークショップ)

「教える」という言い方は正確でない。授業であれワークショップであれ、それらは「かかわる」仕事だと思っている。

かかわり方は、相手がどう見えているか、ということに最も大きく左右される。それで、『かかわり方のまなび方』では、人間に対する視力の問題を中心的に扱うことになった。この本に至る契機として 全国教育系ワークショップフォーラム(2002〜04)、育ち合う場づくりセミナー(2005〜07)、ワークショップの源流を探る読書会(2008〜09)などがある。

その姿勢的技術の共有として、近年は「インタビュー」をテーマにした教室やワークショップを年に何度か開いている。
なかでも毎年初夏に開催している5泊6日の インタビューのワークショップ と、ファシリテーターに橋本久仁彦さんを招いて開催している 非構成的エンカウンターグループ・7泊8日 は自分にとって掛け替えのない機会だと思う。
 

これまでの仕事のエポックをふり返ると、ウェブプロジェクト「センソリウム」(1996)、本「自分の仕事をつくる」(2003)、フォーラム「自分の仕事を考える3日間」(2009〜11)の三つが浮かび上がります。
 
2011-8-27 更新
 

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二子玉川、午後4:04の西の天。

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彼方から 愛 たちあらわれる

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雪手水 並んだ柄杓に つらら暖簾 来迎院、京都・大原

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